「博麗の巫女がフラレミア様に様があると、紅魔館にいらっしゃいましたが・・・」
幽菜はそう告げる。
「霊夢が?」
フラレミアは怪訝な顔をした。
それもそうだ。あの管狐にいいように利用されて以来、妖怪をとても嫌うようになった彼女が何故紅魔館に足を運んだのだろう。
「えぇ、今はレミリア様と話しておいでですが・・・
今回の異変に関してだそうですわ。」
幽菜は困ったような顔をしていた。
「じゃあ、此処に通して頂戴。
・・・それと、アッサムを二人分。霊夢は緑茶が良いかしら?」
「かしこまりました。」
そうすると、幽菜は静かに部屋を出た。