東方蒼綺城 ~博麗の巫女~
「一体何の用かしら、博麗の巫女?」
此処は紅魔館の客間。そこでフラレミアと霊夢が会談をしている。
「今回の異変。貴女も知らないわけではないでしょう?」
霊夢はフラレミアを見据える。
「えぇ、知ってるわ。異変だというのに博麗の巫女は何故解決に行かない?」
皮肉を混じえてフラレミアは問う。
「・・・"私には無理"だからよ。」
「・・・どういうこと?」
霊夢は、ため息を吐いた。
「蒼い蝶は、冥界に最も近い"朧月の湖"から発生しているわ。
私だと湖に潜れないのよ。」
「紫に協力してもらえば良いじゃない。」
「・・・今は冬よ?」
ああ、あのスキマ妖怪は今は冬眠中か。
「で?」
「そこで、フラレミア・スカーレット。貴女に頼みがあるの。」
「この"蒼蝶異変"の異変解決を博麗の巫女として正式に依頼するわ。」
少女祈祷中・・・